東京造形大学 毎日新聞 新年広告

Newspaper advertising / Cl: 東京造形大学 / AD+D+Copy: カイシトモヤ (room-composite) / Artwork: sssry.（寺南冴良）

物語を　つづる場所。

“つくる“を楽しめるのはヒトの素晴らしいところだ。
君は今日も絵を描いたり、デザインをしたり、工作をしたり、
プログラミングをしているかもしれない。
たとえば1本の線。無意識に数秒で引いたその線には、
君がこれまで見たもの、触れたもの、経験のすべてが詰まっている。
だからつくることは点ではない。作り手の中で終わりなく続く物語だ。
自分らしさや個性も、けっしてすぐには見つからないだろう。
君がひたむきにつくる日々の中で、気づかないうちに
じんわりと、しかし着実に、にじみ出てくるものなのだ。
わたしたち東京造形大学は、鋭い個性や創造力をいっしゅんで
身につける魔法をかけることはできない（ごめんなさい）。
でもつくるのが大好きな君のために、その物語をつくりあげていくための
環境を、仲間を、知恵を、技を用意し、ともに歩く覚悟はできている。
それが大学が持つ、強い「場」の力だ。
君が毎日引いてきた、未完成だけど美しいその線を、
大きな白紙の未来につなげていくために。
大丈夫。　つくることを続けていれば、
君らしさはいつの間にか浮かび上がってくるから。
坂上のアーチをくぐれば、これから先の物語をつづる、
君のための場所が待っている。
ようこそ、東京造形大学へ。